三姉妹の父の未来日記

私たちが生きる社会の未来、そして不思議なことについて探究するブログです。

今、子どもたちは何を学ぶべきか

AI時代に子どもの学歴に価値はあるのか

経済学者たちは、AIの登場により社会の大部分の仕事が人間からAIロボットに移行すると予測している。それも遠い未来ではなくて、今後、10年で起こる変化として予測している。

いくつかの大手都市銀行もAIの導入により今後数年間で、人員・店舗の大幅削減を発表しています。私の会社でも、本社の人員の削減がリアルに検討されています。PCを使った業務をRPA(プログラムソフト)の導入で自動化するためです。

規則性のあるルーティンワークは、AIなどのソフトに委ねられる時代が今、目の前に現在進行形で登場しているのです。

 

ホワイトカラーの仕事の大半がAIに移るのです。

 

農業の耕作技術の向上により、産業革命の時代に農業労働者の多くが失業したように、AI革命で多くのホワイトカラーの仕事がなくなるでしょう。「それは、本当に起こるのか」の問題ではなくて、「いつ起こるのか」というレベルの問題だと思います。

こうしたことは、自分が働く会社で現実問題として、実感しています。

悲観的なことを言いたいのではなくて、このような時代に、子どもたちはどうすればいいのか。大人は何を伝えられるのかについて、悩み、考えています。

大学卒業生の大半の就職先はホワイトカラーであるから、その卒業先の仕事がなくなる時代に、これまで信じてきたような、学歴の価値はなくなるのではないかと思います。

専門職があるではないかと指摘を受けそうですが、AIは士業などの専門職の仕事が最も得意だと言われています。

極端な表現をすると、一部のエリート(研究者・技術者)と管理職、そしてサービス産業以外には、ほとんどの仕事がなくなってしまう時代が目の前にやって来ていると思います。中間層の喪失ですね。圧倒的に多数のボリュームゾーンの人たちにとって衝撃的な未来がやってくると強く感じます。すでに所得格差は広がり続けています。

※自動運転の進化により、運輸業のドライバーの仕事も2020年初頭には無くなり始めることが予測されています。私たちが体感する技術革新のスピード感と実際の技術革新のスピードに乖離があると感じています。私たちが体感しているスピード感をはるかに上回る速度で技術革新が進んでいることが現実だと思います。

その時代にあって、自分の3人の子どもたちに勉強しなさい、大学に行きなさいと簡単には言えない自分がいます。理由は、大学を卒業することが将来を何も保証しない時代に入っていると感じるからです。

 

「サピエンス全史」・「ホモ・デウス」著者のハラリさんは、「ホモ・デウス」の中で、このように表現しています。

「今日すでに、子どもたちに何を教えればいいのか、見当もつかない」と…。

未来を予測するこが困難な時代の節目における知識人の苦悩です。まさに、私たちが生きてきた時代のルールが変更されている真っ只中にあると言えるでしょう。

 

この投稿のテーマの答えは、自分の中で明確になっていません。「今、子どもたちは何を学ぶべきか」を考えていこうと思います。

 一つ言えることは、これまでの常識を一度捨てて、未来を見据えなければならないと言うことです。

最期に、ルールが変わる時、それは、チャンスでもあるはず…

 

つづく

 

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